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Frequently Asked Questions

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  • 屋上緑化システム「みどりちゃん」
  • プレキャストPC製地下貯水槽「エコマモール」
  • 座屈拘束ブレース「ハイパー・ブレース」
  • 太陽光発電システム
  • 地中熱ヒートポンプ空調システム 「GEOneo®」
  • 法面防災緑化工法「ジオステップ」

屋上緑化システム「みどりちゃん」

「みどりちゃん」について

  • Q

    「みどりちゃん」を導入するメリットは何ですか?

    A

    「みどりちゃん」のメリットは、以下の通りです。

    1.基本的に水やりが不要
    水と炭は完全に分離されており、炭は常に吸水性能および蒸散機能を発揮し、湿潤状態を維持しています。
    過剰な水分供給がなく、植物が育つために必要最低限の水分を保持できます。それらの作用により、一般的な気象条件下では水やりが不要となっています。

    2.環境にやさしい
    従来、リサイクルが難しいとされていた型枠用合板を炭化処理することにより、人体に悪影響を及ぼすとされる成分を除去し、再利用を可能にしました。粉砕されたチップは耐久性に優れ、環境条件を満たしています。また、コンテナユニットなどもリサイクル材料を使用しています。

  • Q

    本当に水やり不要で大丈夫ですか?

    A

    一般的な気象条件下では水やりが不要です。

    一般的な気象条件下とは、気象庁「過去の気象データ」を参照し、全国平均気温・湿度を基に定めています。
    異常気象による著しい気象変化には、水やりが必要になる場合があります。

    また、水やりが必要になる例として、夏季に猛暑が連続で続く場合は日差しで植物自体が焼けてしまう可能性があります。(葉焼け)
    よって、植物に直接散水を行い、植物自体の温度を下げることが必要になる場合があります。

  • Q

    m2あたりの重量はどれくらいですか?

    A

    植栽の種類によって重量は変動しますので、植栽別の荷重表を参考にしてください。

    案件ごとに条件に合わせて設計することも可能ですので、お問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

  • Q

    施工はどの程度掛かりますか?

    A

    貯水ユニットはユニット式で作られており、誰でも簡単に設置できます。
    また、強化プラスチック製で加工しやすいため、自由な形の庭園デザインや微調整に適しています。

    詳細な期間に関しては施工場所・条件によって異なりますので、お問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

  • Q

    水やりの量はどの程度減りますか?

    A

    施工場所・条件によって異なりますが、香港で実験施工した際の散水比較データでは従来システム170L/m2に対して、「みどりちゃん」は0.33L/m2という結果を残しています。

  • Q

    潅水装置を設置することは可能ですか?

    A

    潅水装置を設置することは可能です。

    潅水装置を設置した場合、必要最低限の水分を保持するため、散水量を減らすことが見込めます。

  • Q

    m3単価はどのくらいですか?

    A

    施工場所・条件によって異なりますので、お問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

プレキャストPC製地下貯水槽「エコマモール」

「エコマモール」について

  • Q

    「エコマモール」を導入するメリットは何ですか?

    A

    「エコマモール」のメリットは、以下の通りです。

    1.橋梁技術を生かした10mスパン
    10mスパンで躯体構成できるため、貯水効率が高まる上、大空間の実現によりメンテナンスも容易となります。
    また、土地形状に合わせて平面台形で構築できるため、壁長は短く出来、経済的な形状となります。

    2.施工・部材の簡略化
    柱・壁の部材が他社製品に比較して、少なくなり屋根部材をはめ込み式ピン構造にすることで、工期短縮を可能としました。

    3.優れた水密性
    部材接合部はPC鋼線で緊張させプレストレス導入することで、止水性が良く、地下水位の高い土地でも地下水の侵入を防ぐことができ雨水貯留槽以外の目的でも利用可能です。

  • Q

    部材はどこで製作してますか?

    A

    川田建設(株)大分工場・那須工場でPC部材の製作を行っています。

  • Q

    部材の強度はどれくらいですか?

    A

    PC構造の部材は50N/mm2の設計基準強度で製作します。(参考:RC構造の部材は30N/mm2程度)

  • Q

    上部荷重はどのくらいですか?

    A

    上裁荷重は、土被り1m+上載荷重10kN/m2、28kN/m2 を標準としています。
    標準を超える場合は、別途構造計算して対応いたします。

  • Q

    貯留排水方法はどのように行いますか?

    A

    貯水の排水方法は、自然流下とポンプアップの2種類があります。

    自然排水は、壁下に開けた穴から自然に排出させるため、排出先の水位が低い必要性です。水位が高い場合は逆流する恐れもあるので注意が必要です。

    ポンプアップは、水中ポンプが基本ですが、地上部に電気設備(郵便ポスト程のサイズ)が設置する必要があります。自然流下とは異なり初期費用、定期的なメンテナンスが必要となります。

  • Q

    地下貯水槽の上で何が出来ますか?

    A

    屋根部材は、道路橋と同じような構造で製作されており、市道の下や駐車場・公園など人が多い環境でも対応可能です。

  • Q

    開口部の大きさはどのくらいですか?

    A

    ミニバックホーを入れられるサイズを標準としております。
    目安としては、2.5×5m、5.0×5mです。

  • Q

    重機の搬入はどのように行いますか?

    A

    搬入上部口より、小型重機をクレーン等で吊り下げで入れます。

  • Q

    m3単価はどのくらいですか?

    A

    施工場所・条件によって異なりますので、お問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

座屈拘束ブレース「ハイパー・ブレース」

「ハイパー・ブレース」について

  • Q

    「ハイパー・ブレース」を導入するメリットは何ですか?

    A

    「ハイパー・ブレース」のメリットは、以下の通りです。

    圧縮力に対して座屈しないブレースです。圧縮耐力と引張耐力が同じで部材種別がBAランクなので、ブレース設置数を少なくすることが可能です。また、端部拡幅タイプにすれば軸剛性を増大できるため、降伏を早めて制振効果の開始を調整することもできます。

  • Q

    製作時にどのような品質管理をおこないますか?

    A

    全部材において、芯材・座屈拘束材等の寸法検査、溶接部外観検査、芯材と座屈拘束材間のクリアランス寸法検査、塗装膜厚検査、充填材強度検査等を行い、評定で定めた管理基準を満足するように品質管理を行います。各検査結果は検査結果報告書に纏めます。

  • Q

    どの評定を取得をしていますか?

    A

    耐震用ブレースおよび制振用ブレースともに、一般財団法人 日本建築センターの一般評定を取得しています。

  • Q

    断面のサイズ調整はどのくらいまでできますか?

    A

    ブレース断面は要求耐力(芯材断面積×降伏応力度)から決まります。芯材断面積は芯材の幅厚比(板幅/板厚)6~11の範囲で設計者が自由に設定できます。
    拘束材断面(長方形)は芯材断面から自動的に決まり、幅厚比が小さいと正方形に近くなり、幅厚比が大きいと扁平になります。

  • Q

    耐震補強に使用することはできますか?

    A

    使用できますが、建築物側に接合部ガセットプレートの設置が別途必要です。

  • Q

    屋外で使用することはできますか?

    A

    使用できますが、防錆・防水対策が別途必要です。

  • Q

    製品に含まれる物は何になりますか?

    A

    ハイパー・ブレース本体及び接合部のスプライスプレートです。
    高力ボルトや接合部ガセットプレートやフィラープレートは含みません。

  • Q

    従来品に比べてどの程度疲労性能が高いですか?

    A

    芯材塑性化部に溶接が無いため、歪が1.5%以下(層間変形角で1/75相当)の使用下においては、芯材が溶接組立された従来品よりも疲労性能が大きく上回ることを確認しています。

  • Q

    t単価はどのくらいですか?

    A

    施工場所・条件によって異なりますので、お問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

  • Q

    納入までの期間はどのくらいですか?

    A

    施工場所・条件によって異なりますので、お問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

「検討・設計」について

  • Q

    建築物設計上の留意点はありますか?

    A

    建築物の構造設計者様が行う検討として、ブレースの剛性評価、ブレース構面外変形に対する検討、ブレース構面内変形に対する検討、K形配置ブレース交点部の検討、ガセットプレートの補強等があります。
    これら留意点を纏めた説明資料を用意していますので、お問い合わせください。なお、これらの検討はハイパー・ブレース限ったことではなく、他社製品においても当てはまります。

  • Q

    モデル化する際、ばらつき計算は何%見込めばいいですか?

    A

    制振用途で使う際の降伏強度のばらつきは、鋼材(芯材)の規格降伏点上下限値分です。
    芯材にLY225を使った場合は、降伏点は205~245(N/mm2)の間になるため、モデル化で225(N/mm2

  • Q

    一貫構造ソフトに対応していますか?

    A

    現状はソフト内にデータ登録した登録符号等で入力する方法に対応しておりません。
    芯材断面積や剛性割増し率等を直接入力して計算してください。

  • Q

    ブレース構面外変形に対する検討はどのような項目がありますか?

    A

    座屈拘束ブレースは構面外に層間変位が生じた状態で軸力を受けることがあり、接合部端部と拘束材端部に多ヒンジが形成されることで不安定挙動が生じる危険性が指摘されています。
    そのため、構面外安定性に関して「鋼構造物の座屈に関する諸問題2013」に示された条件式等を用いた検討が必要です。
    ただし、耐震用ブレースにおいては接合部のガセットプレートを補強さえすれば検討は不要にしています。また、制振用で検討が必要な場合は大変に難しい検討式になるため、弊社にて計算を支援することも可能です。

  • Q

    ブレース構面内変形に対する検討はどのような項目がありますか?

    A

    座屈拘束ブレースは構面内に層間変形が生じると、接合部端部に不連続回転角が生じて、接合部の添え板は軸力の他に曲げモーメントを受けます。
    この軸力と曲げモーメントを同時に受ける場合においても添え板が弾性状態であることを「鋼構造制振設計指針」に示された検討式で確認します。

  • Q

    K形配置ブレース交点部の検討はどのような項目がありますか?

    A

    ハイパー・ブレースは設計座屈長さをブレース全長としているため、K形ブレース交点部の大梁は、直交方向に小梁や方杖を設けて補剛し、大梁の構面外移動とねじれを防止する必要があります。
    具体的には補剛小梁の仕口部を剛接合にして、補剛小梁を含む大梁部の回転剛性が必要回転剛性以上あるか確認します。

太陽光発電システム

「太陽光発電システム」について

  • Q

    「自家消費型太陽光発電システム」を導入するメリットは何ですか?

    A

    「自家消費型太陽光発電システム」のメリットは、以下の通りです。

    1.買電の高騰傾向から見る発電コスト
    2011年震災以降、家庭向けの電気料金(電灯料金)の平均単価は約25%、工場・オフィス 等の産業向けの電気料金(電力料金)の平均単価は約40%上昇しています。
    しかし、自家消費型システムを導入すれば、一定の発電コストで電気を創り続けることができます。

    2.デマンド値(瞬時電力値)の削減で電気代カット
    夏季など電気消費量が高くなる時期に契約電力を超過した場合、超過金の支払いや契約料金のアップに繋がる場合があります。
    しかし、自家消費型システムでデマンド値(瞬時電力値)を抑えることが可能で、年間を通して電気使用量を削減することで契約電気の低減になります。(法人契約の場合/高圧以上)

    3.施設費用の1/3~2/3の補助金を得られる
    自家消費型太陽光発電システムを導入する際は、「再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業」を利用することができます。
    (平成30年時点)
    また、全量売電型の太陽光発電システムは"非対象"となっており、民間事業者であれば基本的に対象費用の1/3の補助金を申請でき、地方公共団体と連携導入・団体指定を受けて導入した場合は施設費用の2/3を賄うことも可能です。

  • Q

    曇りや雨の日に電気が使えなくなりませんか?

    A

    曇りや雨の日は発電量が少なくなりますが、電気が使えなくなることはありません。

    不足している電気を従来通り電力会社から購入し、電力量を賄うシステムになっています。

  • Q

    太陽光発電により、事業(営業所・工場等)で使用する電気を全部まかなえますか?

    A

    太陽光発電は太陽の光を電気に変えるシステムのため、夜間は発電できません。
    しかし、蓄電池を使用することで日中の電気を一部貯めて、夜間でも電気を使用することも可能です。

  • Q

    停電時にも電気は使えますか?

    A

    停電している場合でも、昼間かつ一定以上の日差しがあれば、電気を使うことができます。(自立運転機能付きパワーコンディショナーに限る)

    使用用途などで条件が変わることがありますので、詳細に関してはお問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

  • Q

    補助金制度はありますか?

    A

    自家消費型太陽光発電システムを導入する際は、「再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業」を利用することができます。
    (平成30年時点)
    また、全量売電型の太陽光発電システムは"非対象"となっており、民間事業者であれば基本的に対象費用の1/3の補助金を申請でき、地方公共団体と連携導入・団体指定を受けて導入した場合は施設費用の2/3を賄うことも可能です。

    各自治体でも太陽光発電システムの補助金制度を告知している場合もありますので、お気軽にご相談ください。

  • Q

    補助金制度の申請代行はしてくれますか?

    A

    自治体により異なりますが、基本的に補助金の申請代行は認められていない制度が多いです。
    その場合は申請を代行することはできませんが、調査や申請のフォローはさせていただきます、お気軽にご相談ください。

地中熱ヒートポンプ空調システム 「GEOneo®」

「GEOneo®」について

  • Q

    「GEOneo®」を導入するメリットは何ですか?

    A

    「GEOneo®」のメリットは、以下の通りです。

    ハイブリッド型システムを導入しており、地中熱と空気熱(一般的な空調)を併用し、運転効率の良い機器を優先的に稼働します。
    空調負荷の大部分を地中熱で負担することでランニングコストを低減し、発生頻度の少ない高負荷時を空気熱でアシストすること
    1.ハイブリット型システム
    ハイブリット型システムを導入しており、地中熱と空気熱(一般的な空調)を併用し、運転効率の良い機器を優先的に稼働します。
    空調負荷の大部分を地中熱で負担することでランニングコストを低減し、発生頻度の少ない高負荷時を空気熱でアシストすることで地中熱交換機を削減し、イニシャルコストを低減できます。

  • Q

    地熱と地中熱は違うのか?

    A

    地熱は、通常は火山や温泉の近く、地球内部にある熱エネルギーです。

    地中熱は、足下にある熱エネルギーで特に高温というわけではなく、1年を通じて一定の年間の平均気温とほぼ同じの15~18℃のエネルギーです。

  • Q

    地中熱ヒートポンプって何ですか?

    A

    地中熱ヒートポンプとは、大地とヒートポンプを組み合わせた冷暖房システムです。

    年間を通して温度が一定の地中を利用し、冬の暖房では外気より温度の高い地中から採熱し、夏の冷房では外気より温度の低い地中に放熱します。ヒートポンプとは、熱を温度の低い所から高い所に移動させる機械です。

  • Q

    どうやって地下から熱を得るのですか?

    A

    大地と熱を交換する方法は数種類あります。

    最も一般的なものは、地中にパイプをループ状に挿入し、その中で不凍液等を循環させるクローズドループです。その他に、地下水の熱を直接利用するオープンループ等があります。

  • Q

    ヒートポンプ本体はどこに設置するのですか?

    A

    用途にあわせて戸外や室内等、様々な場所に置きます。

    ヒートポンプの作動に伴う音は静かですし、室内に置けばヒートポンプ本体を風雨に晒すことがないので、長持ちします。また、地中熱を融雪に利用するケースでは、ヒートポンプを歩道に置くこともあります。

  • Q

    クローズドループって何ですか?

    A

    埋設した熱交換パイプ(水・不凍液)を介して、地中と熱交換を行うシステムのことです。

    本システムが最も普及しており、その中にも幾つかの種類があります。設置する場所の特性に合った方法を選択することが大切です。
    1.垂直式は、敷地面積が十分に確保できない場所でも利用できるため、日本では最も一般的に採用されています。深さ50~150m程度の穴を掘り、U 字形にループしたパイプ(U字管あるいはUチューブと呼ばれる)を挿入し、埋設します。
    2.水平式は、十分な敷地面積が確保でき、堀を掘るのが容易であれば、最も安価な方式です。バックホー等で約1~2m深さの堀を掘り、そこにパイプを這わせて埋設します。一般的に、コイル状ループ式(slinky loop)が用いられます。

  • Q

    オープンループって何ですか?

    A

    地下水を汲み上げ、その熱だけを利用するシステムのことです。

    設置が最も容易で初期コストも安くなりますので、地下水を安定して確保でき、地下水利用に関する規制のない場所で採用されています。

  • Q

    地中に埋設するパイプの寿命はどれくらいですか?

    A

    クローズドループでは高密度ポリエチレン製のパイプを使用し、50年保証をしているメーカもあります。

  • Q

    地中熱交換井の本数と深さは、どのようにして決めるのですか?

    A

    垂直式パイプの中を循環する不凍液は、地中熱交換井1m当たり 30~80 Wの熱を地中へ放出・獲得できると言われています。

    冷暖房の熱設計をする際には、単位床面積当たりに必要な熱量は100~200 W/m² です。これらの値から必要な総熱量を求め、地中熱交換井の総延長を決めます。その後、地中熱交換井を掘削する敷地の広さから、本数と深さを決定します。これが基本的な考え方です。

    実際に規模の大きなシステムを設計する際には、地層の有効熱伝導率、建物の熱負荷、地中熱の利用時間等のパラメータを求めて、設計ツールを用いて、地中熱交換器の長さ、本数、配置を決めます。

  • Q

    地中熱ヒートポンプの寿命はどれくらいですか?

    A

    地中熱利用の形態により異なりますが、採熱と放熱のバランスのよいシステムであれば、地中熱交換器の耐用年数(50年以上)の持続的利用が可能です。

    ヒートポンプ本体は機械であるため、室内に設置したとしても、その寿命はエアコンより若干長い程度と思われます。

  • Q

    補助金制度はありますか?

    A

    自治体により助成制度がある場合もございます。

    詳しくは、各自治体にお問い合わせいただくか、弊社お問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

  • Q

    補助金制度の申請代行はしてくれますか?

    A

    自治体により異なりますが、基本的に補助金の申請代行は認められていない制度が多いです。

    その場合は申請を代行することはできませんが、調査や申請のフォローはさせていただきます、お気軽にご相談ください。

  • Q

    システムの導入コストはどのくらい?

    A

    施工場所・条件によって異なりますので、お問い合わせフォームもしくは電話にて別途ご相談ください。

法面防災緑化工法「ジオステップ」

「ジオステップ」について

  • Q

    「ジオステップ」を導入するメリットは何ですか?

    A

    「ジオステップ」は、地震・豪雨・融雪等自然現象が誘因によるもの、あるいは、土木工事に伴う切土や盛土等人為的な誘因などによる、地すべりや急傾斜地崩壊など土砂災害を安全かつ経済的に防止する工法として開発されました。
    本工法は、従来の斜面をコンクリートで被ってしまう工法や、斜面に平行な受圧板を設置する工法と異なり、直立受圧板とグラウンドアンカー(あるいはロックボルト)等の水平に近く配置される鋼引張材により斜面の安定化を実現するものです。
    また、直立受圧板間に水平部を設けることで斜面を階段状にし、この水平部に樹木を植栽することにより、従来自然の持っていた景観を回復させることが可能な工法となります。

  • Q

    施工における特徴・留意点を教えて下さい。

    A

    ジオステップ工法の大きな特徴は、工場製作(プレキャスト)の受圧板を垂直に設置することです。そのため、基礎コンクリートの不陸吸収や受圧板の垂直度確保、全体的な線形の通り等に留意しなければなりません。
    受圧板設置前の準備事例では、通りを確保するためのガイド(L形鋼)や高さ調整用にライナープレートを準備しましたが、現場の状況に応じての対応が必要となります。
    一方、本工法は水平地盤面をつくりながら施工を行うため施工環境に優れ安全性も高い工法です。作業スペースが不足する場合は、本現場のように張り出し足場を設けるなどして安全を確保します。
    受圧板を垂直に自立させた状態で、裏込めコンクリート工等を行うため、転倒防止や移動等に対する安全対策が重要となります。

  • Q

    土砂災害防止工法とありますが、対象とする土砂災害は何ですか?

    A

    土砂災害とは土砂と水が混ざったものが移動することによって、人や物に被害を与える現象で、落石、急傾斜地の土砂くずれ(表層崩壊)、地すべり(深層崩壊)、土石流のように発生する場所やくずれる物の種類によって名付けられています。
    ジオステップ工法は、斜面を階段状に成形しグラウンドアンカー等によりすべりや崩壊を防止する工法ですので、これらのうち落石、急傾斜地の土砂くずれ、地すべりなど幅広く土砂災害に有効な工法となります。

  • Q

    工法に適した土質、適さない土質等はありますか?

    A

    地すべりや斜面の崩壊対策工としてジオステップ工法を用いる場合は、対象とする地山の土質、地盤条件などを十分に調査・把握し、適切なすべり面を想定した上で安定計算を行って計画します。
    基本的にはジオステップ工法に適さない土質は特にありませんが、アンカー力による地盤の許容支持力照査により受圧板の面積が妥当か検討したり、アンカーの周面摩擦抵値の設定等に影響を及ぼしますので、計画に際しては注意が必要です。
    施工時については、アンカーの水平力に対する変形や鉛直方向分力に対する沈み込みの有無等につき検討が必要となるケースもあります。基礎コンクリートを軟弱地盤に設置したケースでは不等沈下対策としてロックボルト工により地盤を補強した事例もあります。
    受圧板背面の裏込め客土(水平基盤面)に植樹する場合には、その樹木と客土の相性(土壌成分など)も確認しておく必要があります。

  • Q

    工法に使用するグラウンドアンカーはどのようなアンカーが適用できますか?

    A

    グラウンドアンカーは、そのアンカー構造(引張型,圧縮型,荷重分散型等)、引張材の種類(PC 鋼線,PC 鋼棒,連続繊維補強材等)、定着方式(くさび定着型,ナット定着型,くさび・ナット併用定着型)等により分類されます。
    ジオステップ工法に使用するグラウンドアンカーは永久アンカーを基本としますが、その使用目的や維持管理方法、経済性等によりあらゆるタイプのアンカーの中から現地状況に応じて適切なものを任意に選定することができます。

「検討・設計」について

  • Q

    適用可能な斜面勾配の基準はあるのでしょうか?

    A

    最大の斜面勾配は1:0.5(63.4°)程度を想定しております。
    より急勾配で設置することも可能・検討させて頂きますので、詳細についてはご相談下さい。

  • Q

    適用可能な平面線形(曲線等)の基準はあるのでしょうか?

    A

    平面線形に対する基準は特に設けてありません。受圧板側面の嵌合部を角度調整のため開かせることで対処が可能です。目地の開き量、目地材の必要性等について現地状況を踏まえ検討します。
    曲線半径の実績としては、R= 約 20m の実施例があります。

  • Q

    その他本工法が適用不可となるような制約条件はありますか?

    A

    従来のプレキャストブロックを用いた斜面安定化工法と同じ条件となります。
    ジオステップ工法で使用する受圧板は 1 枚当り外形が 2.0×2.0m、重量約 1.8 トンとなっています。この受圧板の運搬と斜面上の所
    定位置への設置が可能であれば問題はありません。
    アンカー工に関しても、傾角が 10°と水平に近いこと以外は特別な条件はなく、従来工法と変わらず状況に応じて適切なアンカーを選定可能です。もちろん法面整形や背面土を埋め戻すための小型重機なども必要となってきますが、施工時に水平基盤面をつくりながら進めていくので従来工法と比べ安全で確実な施工が可能となってきます。

  • Q

    植栽は必須条件ですか?また適した樹種等はありますか?

    A

    水平な地盤面が形成される工法であるため、中高木を含めた本格的植栽が可能な工法です。
    しかし、本来、土砂災害を防止するための斜面安定対策工法であるため、必ずしも植栽を行わなければならない訳ではありません。
    植栽(樹林化)に使用する植物の選定にあたっては、施工場所の気候、土壌条件、地形、施工および管理の難易度、強健さ、美観、周辺植生に与える影響等を総合的に検討して決定しますので、詳細についてはご相談下さい。

  • Q

    ジオステップ工法と他工法の比較をしたいのですが?

    A

    ジオステップ工法と他工法との比較資料を作成するために技術資料を用意しております。
    ① ジオステップ工法 設計・施工マニュアル
    ② ジオステップ工法に関する Q&A
    ③ ジオステップ工法 積算資料
    ④ 新技術情報提供システム NETIS 登録済み
    ・ 登録名称「ジオステップ工法」
    ・ 登録番号 HR-050004-A
    ⑤ ジオステップ工法 実績表
    ⑥ ジオステップ工法 パワーポイント(工法紹介用)
    資料請求、最新の技術情報等については、弊社までお問い合わせ下さい。