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ブログをご覧の皆様、こんにちは!
気象庁発表の1か月予報によれば、9月は一時的に残暑が厳しい所もあり、もうしばらくエアコンの欠かせない日が続きそうです。
エアコンが多用されると心配なのが、エネルギー消費量の増大とそれに伴うヒートアイランド現象への影響です。
地球温暖化への対策として、地中熱エネルギーを空調に活用したり、屋上緑化で遮熱効果を高めたりすることで、冷暖房時の節電によるCO2削減効果が期待できます。
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小城製薬株式会社のホームページより
2020年2月、川田工業の地中熱ヒートポンプ空調システム「GEOneo®」、屋上緑化システム「みどりちゃん」が、小城製薬株式会社の亀岡工場に導入され、同社が目指すSDGs(持続可能な開発目標)の目標7「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」への貢献として、ホームページに掲載していただきました。
今回の記事では、その取り組みについてご紹介します。
●小城製薬株式会社のホームページはこちら
小城製薬のSDGsに環境事業パートナーとして貢献
小城製薬の環境配慮への取り組み
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天然物系原料薬品の取扱製造・販売を行う小城製薬は、2006年より環境に配慮したハイブリッド車、太陽光発電を導入し、東日本大震災で電力の安定供給を危ぶまれた2011年にはピーク消費電力量の削減に取り組むなど、大幅なデマンド削減を実現しています。
2018年からは、熱源となる燃料を重油から都市ガスに転換し二酸化炭素排出量の削減に努めています。
川田工業の環境製品を工場施設へ導入
小城製薬の製造拠点である亀岡工場では、2020年に竣工した管理棟に弊社のハイブリッド型地中熱空調と屋上緑化を導入したことで、1年間のデータ結果からCO2削減に貢献することができました。
地中熱×空気熱のハイブリッドで効率的に節電、
地中熱ヒートポンプ空調システム
地中熱ヒートポンプ空調システム
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地中熱を活用する空調システム
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「GEOneo®」は、年間を通して約15℃(年間平均気温程度)と安定した地中の熱をヒートポンプ空調機の熱源として利用するシステムです。
これにより一般的な空調(空気熱)に比べ、電力消費量を約40~60%ほど削減することができます。
●地中熱ヒートポンプ空調システム「GEOneo®」の詳細はこちら
地中熱×空気熱のハイブリッド空調による節電でCO2削減
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ハイブリッド型空調の制御装置
小城製薬の亀岡工場に導入されたハイブリッド型システムの特徴は、「より効率の良いシステムを優先的に稼働させる」という点です。
空調負荷が小さいときは空気熱、一定以上のときは地中熱、さらに大きな負荷のときは地中熱と空気熱を両方一緒に運転することで、消費電力を抑えます。
工場の排水熱も有効活用
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排水層と投込み式熱交換器
同工場ではハイブリッド型システムに加え、排水槽に投込み式熱交換器を設置することで、工場の排水熱も活用しています。
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雨水の活用により、水やり不要の屋上緑化システム
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雨水循環方式で節水によるCO2削減
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「みどりちゃん」の雨水の循環サイクル
「みどりちゃん」は、雨水を貯水して活用することで、基本的に水やり不要な屋上緑化システムです。
これにより水やりに掛かる労務費や水道代をカットすることができるだけでなく、節水によるCO2削減も可能です。
また、材料にリサイクル材を使用しているため地球にやさしいのも特長です。
●屋上緑化システム「みどりちゃん」の詳細はこちら
屋上緑化によるCO2吸収と遮熱効果
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小城製薬の亀岡工場の施設は、屋上緑化で芝を植えています。
節水よるCO2削減に加え、緑地によるCO2吸収や、遮熱による室内の冷暖房効果と空調設備の節電によるCO2削減効果が期待できます。
また、社員の交流や癒しの場としても利用されています。
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川田工業の環境関連事業「CO2削減レポート」
2020年度のCO2削減実績を公開中
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2020年度 屋上緑化システムCO2削減累計
弊社の環境・防災サイトでは『川田工業の環境関連事業「CO2削減レポート」』のページで、屋上緑化システム/太陽光発電システム/地中熱ヒートポンプ空調システムにおける、2020年度のCO2削減実績をレポートとして公開しています。
おわりに
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小城製薬の亀岡工場に導入したハイブリッド型空調の節電効果は、モニタリングシステムにより「見える化」されています。モニター画面には、弊社の地中熱事業を応援するマスコットキャラクター「カモノハシさん」がいます。ハイブリッドのイメージから誕生したカモノハシさんは、GEOneo®の製品紹介ページやブログの中にふらっと現れますので見つけてみて下さい!
弊社は今後も小城製薬の環境事業パートナーとしてお役に立ちたいと思います。
(AUTHOR / 三宅)
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